下痢・軟便
-水分コートロールが出来てません-
「慢性の軟便・下痢」は、消化器系の弱りが原因である場合が多く、特に水分代謝障害であると考えていただければいいと思います。
本来であれば、吸収されるべき水分が吸収されず、消化器内に残ります。
それにより、便が柔らかくなっているのです。
東洋医学においては、水分をコントロールするのは熱です。
この熱が少ないと水分は吸収されにくくなります。
ですから、冷たいものなどを多量に摂取すると、熱が奪われ下痢を起こしてしまいます。
まず、消化器が暖まるような治療を行い、普段の生活においては冷たい食べ物は避けて頂かなければなりません。
ずっと軟便の状態が続いていて、それが自分の体調としては当たり前と思っておられる方も多いようですが、それが続けば間違いなく体力は低下していきます。
まずは、自分の体質を知って、無理のない食生活を心がけてください。
消化器系の症状は、その人が生まれつき持っている体質と深く関係しています。
主に消化器系の弱っているところをいじめるような食生活を行っているのが原因です。
まずは体の弱いところを探し、その部分を強めることと平行してそこをいじめている原因を除去していきます。