五十肩
-肩が上がっていませんか?-
「五十肩」は肩の過緊張が原因ですが、その過緊張がなぜおこっているのかを知る必要があります。
「五十肩」は、過度に肩がせり上がり、肩関節が前面に突き出しているものが多いです。
肩が上がり、肩関節が前面に突き出ていると、肩関節が固定されてしまっているような状態なので肩をあげることが難しく、激痛が走ります。
「五十肩」の患者さんは、肩の使い方がわからなくなっている人が多く、まずは肩関節の動く範囲を認識して頂き、まずは肩をあげるのではなく下げる練習をして頂いています。
肩が下がれば五十肩は直ったようなものです。
肩関節前面を軽く後ろに引いた状態で肩をあげれば痛みは起こりません。
もちろん、肩が下がりやすくなるバランスを治療によって作ります。
また、右と左ではその意味は違ってきます。
左は胃腸のはたらきがうまく働いていない場合が多く、また、風邪などによる冷えも左側に出やすいです。
右では肝臓のはたらきと関係している場合が多く、寝不足などが原因でも右側に出やすいです。
左肩-食事の不摂生による胃腸の不調・初期の風邪
右肩-睡眠寝不足・精神的ストレス・肝臓機能低下
このように体調全般を把握し、治療を行なうことが重要です。