生理痛
-冷えが原因の現代病-
生理痛は下半身の冷えが原因でおこることが多く、当治療院では下半身を温かくする治療を中心に施しています。
生理の時、子宮に大量の血液があることが正常な状態なのですが、下半身を冷やすと血液量が少なくなり、筋肉がうまく動かずに「ひきつる」という症状が起こります。
これが生理痛です。
当治療院では、診察のうえ、「冷え」が原因であると診断されれば、「左三陰交」と「左太衝」というツボにはり治療を行います。
また、下半身をさらに温めるために温灸の一種である「棒灸」というたばこのように紙で筒状に巻いたお灸を使い「命門」というツボを温めます。
温灸というのは、焼かずにツボを温めるお灸のことです。
下半身が温まり、ツボの刺激により血液の流れがスムーズになって、筋肉のひきつりが取れれば、生理痛はその場でやわらぎます。
今の女性は、日常的に体を冷やしています。
「低体温症」もそれを象徴する現代病の一つです。
ひどい生理痛に悩まされている方は、下半身を温かく保つと痛みがやわらぐことが多いです。
日ごろから厚めの下着を身に着け、また、眠るときにお尻の骨(仙骨)にタオルを当てると下半身を暖かく保つことができます。
タオルは、暖かい色のものを使用してください。
また、胃腸に負担をかけないように生理前の過食に注意することも大切です。