腰痛予防の補助スーツ

「腰痛予防の補助スーツ」2020年10月14日付けの朝日新聞朝刊の6面に掲載されました。腰痛と聞くと多くの人は、痛みを止めるために鍼灸を思い浮かべるでしょう。

 大和ハウス工業が身に着けるだけで立ちっ放しの作業が楽になる「補助スーツ」を全9工場に導入すると発表しました。両足にはめて中腰になると体重が分散し、椅子に座っているような効果が感じられるそうです。

 記事を読んで納得しました。太極拳で重心を丹田(臍下丹田)に気を集め、肛門と前陰部辺りに重心を置いておくと、どんなにかがんでも、片足に重心がかかっても、安定が保たれ筋肉が分散されます。両足で立つ時、5対5.片足に6対4、7対3、8対2とかかっても反対側の筋肉に分散され、腰自体はあまり付加がかからないのだと思います。

 まさにその時に、骨盤辺りのいろいろな筋肉や股関節がしなやかに動き、椅子にすわっているような感じが得られます。もちろん、使われている筋肉の左右の分散は、自然とおきています。

 長時間の中腰、重い荷物の運搬。直立二足歩行が始まった太古の昔から人は腰痛という宿命を背負います。若い時にはあまり感じなくても、職種、年齢が高くなるにつけ悩まされるものです。
 
 腰痛のリスクが高い職種の予防スーツの導入に期待します。

 もしも、腰痛になってしまったらはり治療の出番です。