鋼の筋肉になったけれど

 パーソナルトレーナーをつけて一生懸命トレーニングしているAさん(40代)。どんどん筋肉がついて脂肪が筋肉に置き換わり見ていても美しい鋼の鎧。体育会系のAさんは、少ない休み時間にトレーニングを続けています。

 事業を4つ以上同時進行させている事業家。夜型から朝型に仕事時間を変えてもらい、朝6時に出社。一日のスケジュールを目いっぱいにこなします。

 Aさんの悩みは、気圧の変動による偏頭痛。疲れると不眠や腰痛。

 鋼の鎧も、肺の働き、腎虚には無防備なのでしょうか?
肺経や腎経の経絡上の筋肉を鍛えてもらうようにしました。バーベルなどで鍛えることが出来る筋肉は、腹筋も含めて大きな筋肉。内側にあるもの、インナーマッスルは意識しないとなかなか思うようには鍛えることは難しいです。
 
 鋼の鎧を見ながら肺虚や腎虚をはりで調整していくのは圧巻です。

 疲れてエネルギーが無くなったらはり治療に来てくださいで半年ほど様子をみていました。外観は整ったので、次は、内面の呼吸を伴う運動や武道の鍛錬の方で充実をはかってみたらとアドバイスをしてみました。
 
 合わせて、不眠や腰痛が出てきたら動き過ぎなので、からだを休めること。出来ない時には、とんこつスープを意識的に摂取することを教えました。