「スーー」窓から一陣の風。
これが立秋の兆し?
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども、風の音にぞ驚かれぬる」
歌そのままでした。
外の日差しはカンカン照り。その活気は、外出することをためらうほどです。
関東以西では、猛暑日が毎日更新され、熱中症警戒アラートが何度も発令されています。
一方、北日本では、雨に対する警戒が続いています。これまでに経験したことのない大雨が降り続け、川の氾濫、低い土地の浸水、土砂災害を起こしていると報じられています。米所の各地では、八月大名の言葉虚しく、大雨、日照不足、生育具合など、心配の種が尽きません。
立秋。季節の移ろいを感じさせられる時期でもあります。暦の上では秋。暑さが限度を越えるも、雨が限度を越えるも、人は与えられた場所で賢く対処していかなければなりません。夏から秋への養生玉手箱を開きましょう。