からだの除湿剤

湿度80パーセントの室内。むっとして息苦しい。

外を散歩する。コロナ対策のマスクが息苦しさを助長します。まとわりつく空気に閉口していると、交差点で涼しい風が一陣。ほっと息をつきます。

同じように、扇風機が回れば湿気が飛び、緩いエアコンと扇風機やうちわは日本の夏の必需品。

人のからだではどうでしょうか?

湿気のために、神経痛は痛み、年来の腰痛やヘルニアのある人はじっとがまん。この季節に、元気な人はうらやましい限りです。

町を歩くと、なぜか黄色い色のものに目につきます。黄色い傘、バッグ、服、看板、スカーフ。黄色は、湿気を飛ばします。開院のお祝いに漆の器をいただきました。漆職人さんから。その黒い器には、眼の覚めるような黄色い布が幾重にも巻かれていました。湿気対策万全ということでしょう。

湿度の高い日は、黄色いシャツ(綿、麻の生地)を身に着けて、黄色いタオルを使い、からだの余分な水分を出すために、茹で小豆を食べる、小豆茶を飲む、コーン茶を飲む、にんにくや生姜を下味にして炒め物を作る。(胃腸の周りの湿気を飛ばす)

はり治療では、湿気を飛ばす下合穴、原絡穴で臓腑の交流をはかり、除湿効果の高い穴を選びます。これをしてから、痛み止めの症状はりをすると効果的です。

 

天の気候は、変えることはできません。エアコン頼みにするだけではなく、目から、味覚から、服装から、からだに除湿効果を期待できるものを工夫してみませんか?

はり治療は、有効な手段となります。

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