小寒 大寒 手足霜焼け

 昨日から寒の入りです。

 相変わらずのどんよりした空。白い景色。みぞれ混じりの雪。立春までの約30日間を底冷えの寒さと共存していかなくてはなりません。

 大地は凍てついています。

 寒灸。昔の人はこの寒さにお灸を据えて対抗しようとしました。今程暖房設備がない時代。ささやかな抵抗でした。今ならカイロを身体中に貼り回ることでしょうか?寒さは下から来るので靴下の裏にもペタリと。

 最近は、エアコン任せで温度管理がゆきとどき、手足のひび、あかぎれ、霜焼けが少なくなりました。この季節の定番。寒さのため手足末端にまで気血が巡らないことから起こります。

 気血は身体の中奥深く沈んで、手指足指の先から細々と出入りしています。それが凍りつく寒さにより霜焼けが起こります。身体の弱っている経絡の指に反応が出やすくなります。

 昔、霜焼けは、お風呂で温めた指に、火で焼いて消毒した、まち針や縫い針を用い、血を出して治していました。理にかなった方法だと思います。今では、感染対策などの観点からNGでしょう。

 夜に手足のケアーをする際に、ゆっくり一本一本マッサージしてみましょう。手指は、心臓、肺、小腸
大腸に、足指は、肝臓、脾臓、腎臓、胃腸、胆、膀胱などと関連があります。痛い指により不調の内臓がわかります。

 コロナと寒さで外出できなかった日は運動不足。手足の指を中心にストレッチや体操することで、気血を身体中に巡らせてはいかがでしょう。
 

 

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