寒露からの10度低い気温は身に染みました。
大阪の時ならぬ暖かさは、一転、朝晩にはストーブが欲しいと思うくらいになりました。一週間前は冷房を、今週は暖房をつけています。10度の温度差から頭によぎったのは、鳥スープを飲みたい。身体を温めたいと。
早速鶏がらを買いに走りました。大きな鍋でガラをコトコト煮出すこと7時間余り。濃縮したスープを使って鍋の出汁にしたり、味噌汁に入れたり。冷房を入れていたときには思いもよらなかった行動でした。
霜降から季節は燥季に入り季節は一つ前に進みました。お肌が何と言っても乾燥します。内臓も乾燥すると言うと驚く人が多いと思います。この季節3人に2人の割合で見られます。身体の中は空気に触れにくいのですが、ちゃんと鼻や口から、皮膚から中に繋がっています。
果物の身が大振りの味から徐々に乾燥しながら熟すように、ぷりぷりのお肌が乾燥するように、人の内なる内臓もこの例に漏れません。お肌は、保湿クリームをたっぷりと。すっぽんや豚肉、豚足、鶏肉などでコラーゲンを補給すると次の日はお肌がぷりぷりに。もちろん内臓にも。
はり治療では、臓燥(ぞうそう)と呼ばれ内臓が乾燥することにより不眠、寒気、消化不良などが見られます。脈診、腹診で判断できます。
夏バテが終わり天高く馬肥ゆる季節。気候のままに、乾燥が肌から内臓にまで行かないようにしたいものですね。