新暦は1月1日が一年の始まり。旧暦は立春(2月3日前後)が春スタート、一年の始まりです。
日本では、1873年、明治6年から太陽暦(グレゴリオ暦)に改暦しました。それ以前に使われていた中国から伝えられた太陰太陽暦を旧暦と言います。
月の満ち欠けで1ヶ月決めると平均29.5日。1年354日。太陽暦365日に合わせるために19年に約7回の閏月をもうけると、限りなく365日に近づきます。また新暦と旧暦では約一ヶ月のずれがあり、旧正月のお祝いは、お正月ほど感じられないのが日本の実情です。
旧暦では一年の長さを12の中気、12の節気に分類し合わせて24節気と呼びます。閏年を入れて暦と季節が大きくずれないように調整されています。江戸時代から明治6年まで盛んに使われていました。今では、農事歴などとして使われています。
旧暦生活を意識して行なっていると、季節感が辺りのの景色とマッチングしていることが実感出来ます。立春の次の雨水の日は、必ず雨が降ってきます。それはみぞれ混じりの雪であるかもしれませんが。
よく考えてみたら、立春は太陽黄経315度、春分は、0度、秋分は180度と一年を通して必ず同じところに来ます。太陽の当たり具合が毎年同じなら、同じような気候になるのは当然といえます。
古の人々のたゆまない天体、気象、気候の観測の賜物ともいえます。