ついに、クーラーをつけながら足元は床暖房。
今朝、99歳の父親にお弁当を作って持って行った所のこと。朝夕は過ごしやすくなり、朝は少し寒いと思うこともあるこの頃。昨日までは、朝、床暖をつけ、昼前にはそれを消して、暑ければクーラーをつけることをしていた父。今朝に限っていえば、フローリングの床が冷たく感じたので床暖を。また、低気圧の影響で湿度が70パーセント以上あったので暑い(室温27度)と感じてクーラーをつけたのでしょうか。
はり治療でも、雨の日は、梅雨の治療でからだとその湿気対策に重点が置かれ、長夏の今は、夏ばて対策を、秋の燥季は、乾燥を和らげるように、冬の寒季は、寒さに対応できるようにします。それぞれの変わり目は、天候が前に進んだり、後に戻ったり、その日その時の患者さんの体調に合わせて微調整しながら症状をとっていくことになります。
例えば、腰痛の人に痛み止めをするのはもちろん、夏ばてで食欲ない、からだがだるいの季節の治療を加えると、痛み止めの効果が上がります。
からだが暑いか寒いかわからない季節の変わり目。からだの訴えに正直に対応しようとする父の姿勢は、戦争を経て99年生き抜いてきた生活の知恵なのでしょう。