初夏の陽気、まぶしい光が院内に差し込む。回るプロペラ扇風機。カーテンがそよぐ。さらさらした軽い空気感が心地よい。
2020年6月4日開院しました。
お祝いのお花、観葉植物が待合から奥の向かって並んでいます。開設までの苦労が吹き飛ばされるようでした。約2ヶ月ぶりのはり治療に、皆さま安堵された様子。大阪中央区のべーね治療院から、南に南下、人々が行き交う生活感あふれる下町、天王寺、阿倍野。少し下がれば帝塚山の高級住宅街、さらに進めば住吉大社、堺方面と続きます。はじめての新治療院にどの交通手段を使うか?頭を悩まされたことでしょう。それぞれどのように来られてきたのかお尋ねするところから、楽しい話のお花が咲きました。
道に面した玄関や窓からは、大谷中学、高校の女子学生の皆さんがにぎやかに通学する姿が新鮮。また、近くの保育園の小さな子供さんたちがお手手をつなぎながら通る際、沖縄の芸大で作った長女作、大きなシーサーの頭を一人ずつなでてくれるのがほほえましく可愛らしいと思いました。「シーサーは雨風にぬれて朽ち果てるもの」というので、患者さまが良く見えるように玄関外に思い切って置いてみました。
ビル治療院生活30年以上、初めて地に足をつけた治療院開院となりました。